渋いプロ2019/04/04

2018年4月20日(金)
兵庫県立芸術文化センターKOBELCO大ホール

兵庫県立芸術文化センター管弦楽団第105回定期演奏会

指揮:井上道義
ヴァイオリン:オリヴィエ・シャルリエ
管弦楽:兵庫県立芸術文化センター管弦楽団

ヒンデミット:序曲「エロスとプシュケ」
ヒンデミット:交響曲「画家マティス」
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲


ヴァイオリン協奏曲をメインにもってきたあたり、演奏頻度が高いとはいえないヒンデミットがメインでは定期会員以外の集客が見こめない、という判断が働いた、と見るのは意地が悪すぎるか。井上道義好みの渋いプログラム。演奏は、可も不可もなし。

あの熱狂は、いずこへ2019/04/06

2018年5月4日
びわ湖ホール
近江の春びわ湖クラシック音楽祭

指揮:大植英次
ピアノ:アンティ・シーララ
管弦楽:大阪フィルハーモニー交響楽団

グリーグ:ピアノ協奏曲
バーンスタイン:『ウエスト・サイド・ストーリー』より
 「シンフォニック・ダンス」


6年ぶり(!)に聴いた大植=大フィルだったが、かつてのような熱狂(オケも、客席も)は感じられず……

客席が……2019/04/07

2018年5月20日(日)
京都市交響楽団第623回定期演奏会
京都コンサートホール

指揮:広上淳一
ピアノ:河村尚子

バーンスタイン:交響組曲「波止場」
ショスタコーヴィチ:交響曲第9番
バーンスタイン:交響曲第2番「不安の時代」


バーンスタインの「波止場」。静かに始まるが(コープランドを連想した)、まもなく、激しいリズムの音楽が展開される。ショスタコーヴィチの9番も、「不安の時代」も、リズム感がないと苦しい。全曲を聴いてまず思ったのが、「重い演奏になってしまうと、お話にならない曲ばかりだな」ということ。この点、京響は見事なノリ。

「不安の時代」は、井上道義=東フィル、大植英次=大フィルで二度実演に接していたのだが、いずれもピアノは小曽根真。今回、はじめて別のピアニストで聴くことになった。

「おや」と思ったのが、ピアノの配置。東フィル、大フィルとも、協奏曲の場合と同じく、ステージの前面にピアノが置かれていたが、今回の京響は指揮者と向き合うかたち。ソロピアノが重要な役割を担う曲であることは確かだが、「あくまでも協奏曲ではなく、交響曲。ソロピアノがクローズアップされすぎてもよろしくない」という意図が感じられた(真意はわからないが……)。実際、河村のピアノも、悪目立ちすることなく、オケとうまく溶け合っていた。

バーンスタインは、ここぞというときに、指揮棒を持った右手に左手を添えて振ることがあるが、広上さんが何度かこのしぐさを見せていたのには、ちょっと笑ってしまった(尾高さんもよくやってますね)。

20世紀に書かれた曲ばかりというプログラムが災いしたのか(?)、広上=京響コンビの土日の公演にしては、少々空席が目立っていたのがちょっと残念。聴いた人は、トクしたと思うが……