「トゥーランガ」交響曲?2016/12/27

2016年11月27日(日)
京都コンサートホール
京都市交響楽団第607回定期演奏会

オリヴィエ・メシアン:トゥーランガリラ交響曲

指揮:高関健
ピアノ:児玉桃
オンド・マルトノ:原田節

10年ほど前、「指揮者の力量を測る曲は、“ハルサイ”(ストラヴィンスキー「春の祭典」)から“トゥーランガリラ”に移ってきた」という意味の文章を「音友」(『音楽の友』)で目にした記憶がある。今回、京響がそのメシアンのトゥーランガリラ交響曲を取り上げた。指揮は常任首席客演指揮者の高関健、ピアノとオンド・マルトノはそれぞれ児玉桃、原田節という、この曲のスペシャリストが担当。

「トゥーランガリラ」はサンスクリット語で動きやリズム、流れゆく時間を意味する「トゥーランガ」と、創造と破壊、肉体的・霊的な愛の結合を意味する「リーラ」とを組み合わせた作曲者・メシアンの造語である。いつものように明晰な高関の指揮、そして安定した両ソリストならびに京響の演奏とで、演奏者の力量を十二分に感じさせたが、その生真面目さゆえに(?)今回の演奏は、「トゥーランガ」に傾斜することになったようだ。

そういえば、8月の第604回定期で、ショスタコーヴィチ「交響曲第4番」を取り上げた沼尻竜典は、トゥーランガリラのスペシャリストだったはず(日フィルとの録音もある)。沼尻さんのトゥーランガリラ、高関さんのタコ4というプログラミングでも面白かったかもしれない。

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