「ホール」という楽器2016/08/03

2016年6月8日(水)
マチネ・シンフォニー Vol.15
ザ・シンフォニーホール
井上道義指揮
大阪フィルハーモニー交響楽団
バンドネオン:ネストル・マルコーニ

リムスキー=コルサコフ「スペイン奇想曲」
マルコーニ「タンゴ協奏曲」
ハチャトゥリアン バレエ音楽「ガヤネー」より
 1. 絨毯の刺繍
 2. レスギンカ
 3. 間奏曲
 4. バラの乙女たちの踊り
 5. ヌーネとカレンの踊り
 6. アイシャとガヤネーの情景
 7. アルメンの不幸
 8. ガヤネーとアルメンの情景
 9. ガヤネーとアルメンの愛のデュエット
 10.山の若者たちの踊り
 11.剣の舞


午前中に授業を済ませてザ・シンフォニーホールに駆けこむ、というのがマチネ・シンフォニーでのわたしのパターンなのだが、平日の午後ゆえ、仕事をサボって来ている感が半端ないのはいつものこと。勤務時間外のプライヴェートな時間なので、気にすることではないのだが。

指揮の井上お得意のレパートリーゆえ、演奏には問題なし。作曲・バンドネオン独奏で自作自演のマルコーニの妙技も堪能。

気になったのは、ホールの音響。2014年度の井上の首席指揮者着任に伴い、定期演奏会の開催ホールを改装なったフェスティバルホールに戻した大フィルだが、やはり、音響面ではコンサート専門ホールであるザ・シンフォニーホールが優っていることは否めない。特に、弦の響きが全く違うことを今回、痛感させられた。

井上曰く、「ワインヤード形式のホールは祝祭的な雰囲気はあるけれど、じっくりと音楽と向き合うのには必ずしも向いていない」(いつぞやのプレトークより)。とはいえ、やはり、ホールは「器」としての側面よりも、楽器としての側面を重視すべきだろう。