親子の格差…… ― 2016/03/22
2016年2月24日(水)
大阪交響楽団第200回記念定期演奏会
ザ・シンフォニーホール
指揮:児玉宏
ジークフリート・ワーグナー
交響詩「憧れ」
リヒャルト・ワーグナー(児玉宏・編)
楽劇「ニーベルングの指環」より抜粋
「知られざる名曲」を積極的に取り上げるとともに、ブルックナーの交響曲全曲演奏にも取り組んできた児玉=大阪響コンビ。最初にこの組み合わせを聞いたのは、2007年9月12日の第120回定期のこと。ラインベルガー「オルガン協奏曲第1番」とブル5だった。以来、音楽監督就任記念演奏会となった2008年6月2日の第126回定期を除いて、すべてこのコンビの演奏を聴いてきた。今回は、児玉の音楽監督としての最後の定期となった。
前半はスコアを見ながら振っていた児玉だったが、後半の「リング」抜粋は暗譜で指揮。単に自ら編纂したから、というわけではなく、「リング」全体を理解しつくしているという自信がうかがえる。全体として充実した演奏だったが、それだけに、金管の不調が惜しまれる。やはり、R.ワーグナーは、金管がしっかりしていないと……
ところで、前半のS.ワーグナー。「「ジークフリート牧歌」のオーケストレーションを分厚くした、父の作品の焼き直し」という印象しか残らず、親子の作曲家としての才能の格差を思わずにはいられなかった。残念ながら、ジークフリートの存在感が薄いのもむべなるかな。
大阪交響楽団第200回記念定期演奏会
ザ・シンフォニーホール
指揮:児玉宏
ジークフリート・ワーグナー
交響詩「憧れ」
リヒャルト・ワーグナー(児玉宏・編)
楽劇「ニーベルングの指環」より抜粋
「知られざる名曲」を積極的に取り上げるとともに、ブルックナーの交響曲全曲演奏にも取り組んできた児玉=大阪響コンビ。最初にこの組み合わせを聞いたのは、2007年9月12日の第120回定期のこと。ラインベルガー「オルガン協奏曲第1番」とブル5だった。以来、音楽監督就任記念演奏会となった2008年6月2日の第126回定期を除いて、すべてこのコンビの演奏を聴いてきた。今回は、児玉の音楽監督としての最後の定期となった。
前半はスコアを見ながら振っていた児玉だったが、後半の「リング」抜粋は暗譜で指揮。単に自ら編纂したから、というわけではなく、「リング」全体を理解しつくしているという自信がうかがえる。全体として充実した演奏だったが、それだけに、金管の不調が惜しまれる。やはり、R.ワーグナーは、金管がしっかりしていないと……
ところで、前半のS.ワーグナー。「「ジークフリート牧歌」のオーケストレーションを分厚くした、父の作品の焼き直し」という印象しか残らず、親子の作曲家としての才能の格差を思わずにはいられなかった。残念ながら、ジークフリートの存在感が薄いのもむべなるかな。